「次世代に よりよいミライをのこしたい」
その想いでKamakura Kazoku は誕生いたしました。
私は元経営者の父と医療従事者である母のもと、一人娘として育ちました。
銀行で仕事しながら子育てしていた頃、頼りにしていた母が60歳代前半で若年性認知症になりました。
介護疲れの影響か、その後父も心筋梗塞等の病に何度も倒れ、一度にダブルケア(育児と介護など複数の人をケアしている状態)になりました。
すべて一人でやらなければと抱えこんでいましたが、夫や両親との話し合いや支えてくれる仲間の方々との話し合いを重ねるにつれて徐々に問題点がクリアになっていきました。
一番大変な時、人とのつながりの上に成り立つ「対話の積み重ね」に救われました。
自分と家族がしあわせな日常を取り戻して、ようやくこれからのミライに向き合えるようになりました。
いまの私にとって、「ミライ」とは愛する子供達3人が仲間や自然と共に生きていく新しい時代です。しかし、年々激しさを増す自然災害や新型コロナウイルス感染症など、その未来がいま脅かされていると強く危機感を持っています。そして人々の心にも余裕がなくなっていることを感じます。どうすれば食い止められるのでしょうか。
いまこそ、過度な経済成長至上主義から脱却する必要があると考えています。真の豊かさとは何か?
二人の偉大な方からヒントを頂きました。
「いまこそ経済成長至上主義に代わる新しい国の理念、個人の生き方の指針を打ち立てる必要があります。なぜなら、人間の飽くなき欲望をベースに際限なく成長と消費を求めるやり方を改めない限り、有限な地球環境やエネルギーが枯渇するだけでなく地球環境そのものが破壊されかねないからです。(中略)これからの日本と日本人が生き方の根に据えるべき哲学をひと言でいうなら、必要最低限の物を持つということです。また感謝と謙虚さをベースにした他人を思いやる『利他』の行いです。」
稲盛和夫氏 「生き方」2004年著より抜粋
「私たちは発展するために生まれてきたわけではありません。幸せになるためにこの地球にやってきたのです。」
「貧しい人とは、少ししか物を持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことです。(中略)
発展は人類に幸福をもたらすものではなくてはなりません。愛を育むこと、人間関係を築くこと、子供を育てること、友達を持つこと、そして『足るを知る』こと。発展はこれらをもたらすべきなのです。幸せが私たちの最も大切なものだからです。」
ホセ・ムヒカ氏「世界でもっとも貧しい大統領 ホセ・ムヒカの言葉」2015年著より抜粋
次世代によりよい未来を残すため、このような「足るを知る」「利他」という心の豊かさを子供達次世代の未来に残していきたいと考えています。
かつて経済成長主義の世界で働きながら、家族のことで悩み苦しみ、価値観を大きく変容せざるを得なかった私たち夫婦が、次は同じような悩みを抱えている方々の相談相手として、心が豊かになる「対話の積み重ね」のお手伝いさせていただきたい、そのように強く思います。
皆様とお会いできる日を心より楽しみにしております。
【ミッションステートメント】
kazokuを楽しむ。
~つよくやさしくワクワクと~
*家族と仕事を一体化させたものを、kazokuと呼んでいます。